介護業界で働くメリットとデメリット

介護業界で働くメリットは、様々なスキルが身に付くことです。
例えば、生活に関わる身体的と心理的な支援のスキルです。
基礎的な知識だけでも十分役に立ちます。
経験を重ねるほど応用力も身に付くため、より柔軟な行動ができます。
さらに、介護士は利用者と信頼関係を深めるために、日々コミュニケーションを重ねなければなりません。
なかなか心を開いてくれない利用者も多いため、粘り強くコミュニケーションを図る必要があります。
無事に心を開いてくれたときの達成感や、心を開くまでの過程で身に付いた忍耐力は、仕事へのモチベーションに繋がるのです。

こうした様々なスキルは日常生活でも活用でき、一生の財産になります。
ただし、介護業界はメリットばかりではありません。
デメリットとして挙げられるのは、心身を消耗しやすいことです。
介護職は細かい点まで気を配らなければなりません。
少しでも気を抜くと、重大なミスに繋がる恐れがあるためです。
また、利用者を抱えたり支えるなど体力を使う場面も多くあります。
そのため、慢性的な腰痛や膝痛に悩まされる介護士も少なくありません。
中には休職や退職に追い込まれる介護士もいるのです。

このように、介護業界には様々なメリットとデメリットが存在します。
介護職に興味がなかったけれど働いてみたら向いていた、介護職が好きなのに腰痛でやむを得ず辞めたなど、様々な介護士もいます。
介護業界が気になる場合は、実際に働いて自分の目で確かめてみましょう。